『マリー・アントワネットの庭』第33回フォトコンテスト優秀賞         撮影:㈱名古屋施設 鬼頭 舞氏

『マリー・アントワネットの庭』第33回フォトコンテスト優秀賞         撮影:㈱名古屋施設 鬼頭 舞氏

新年のごあいさつ

名古屋市指定水道工事店協同組合 理事長 穂刈 泰男

 新年明けましておめでとうございます。

皆さまにおかれましては、令和となって初めてのお正月をつつがなくお迎えのこととお喜び申し上げます。

旧年中は組合員の皆さまをはじめ関係機関の皆さまに、多大なご支援・ご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。

昨年もまた大規模な自然災害により、各地で甚大な被害が発生しました。9月から10月にかけて相次いで関東地方に上陸した台風は、いずれも観測史上最強規模のもので、広い範囲で停電や断水が長期間に及び、市民生活に甚大な影響を及ぼしました。この地方では大きな被害はありませんでしたが、こうした状況を目の当たりにすると、ライフラインとしての水道の重要性を再認識するとともに、名古屋の水道事業の一端を担う名水協として災害時における役割の重さを痛感したところです。

名水協としては、これまでに2回の防災訓練を実施するとともに、機会をとらえて各種防災訓練に参加し、災害への備えを進めてまいりました。

昨年も、第3回の防災訓練を5月17日に仮設給水栓の寄託を受けている工事店全社に参加いただき、上下水道局との共催で実施しました。発災時の応急給水に重点を置いた訓練では、仮設給水栓の設置と給水車による運搬を行いましたが、参加された方々の手際のいい作業に上下水道局からも高い評価をいただきました。

災害への備えは日々の積み重ねが重要であり、引き続き区や学区での防災訓練にも積極的に参加することで、名水協加盟の工事店として地元の皆さまから信頼される存在となっていくものと思いますので、今後とも変わらぬご協力をよろしくお願いいたします。

また、組合の事業経営でありますが、資材事業をはじめ各事業とも堅調に推移しております。上下水道局からの受託業務につきましても、昨年から始まった市内の一般メータ満期取替え業務を含め、順調に進んでおります。これも組合員の皆さまのご理解とご協力のおかげであります。改めてお礼申し上げます。

さて、今年は組合創立70周年を迎えます。これもひとえに諸先輩の皆様方の並々ならぬご努力の賜物と感謝申し上げるとともに、この間ご支援ご協力をいただいた関係機関の方々に感謝を申し上げます。節目の年になりますが、今日までの長い歴史の中で築いてきた信頼を大切に継続しながら、次の時代を先導する第一歩を踏み出す年にできればと思っています。

 消費税増税に加え、米中貿易摩擦や日韓関係の悪化などの海外要因が我々の業界にどのような影響をもたらすのか不透明なところがありますが、役員一同協力して様々な課題に取り組んでまいりますので、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりましたが、組合員の皆様方におかれましては、今年1年が実りの多い年となりますことをお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

新年のごあいさつ

名古屋市上下水道局 局長 宮村 喜明

 明けましておめでとうございます。名古屋市指定水道工事店協同組合並びに組合員の皆さまにおかれましては、幸多き新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

昨年は、元号が「平成」から「令和」に改められ、日本にとっても大きな転換の年となりました。スポーツ界では、初の日本開催となったラグビーのワールドカップで日本代表が初のベスト8、野球の日本代表がプレミア12で優勝するなど明るいニュースが多かったように思います。

しかし、8月の九州北部豪雨、9月と10月に発生した台風15号・19号の上陸など、一昨年に引き続き災害によって日本列島に大きな被害があった年でもあります。本市においても、近い将来南海トラフ巨大地震の発生が危惧されるなど、災害対策への関心がより一層高まっており、日常の備えをしっかりと行っておくことが本当に大切だと改めて感じているところです。

昨年5月17日には、当局の技術教育センターにおきまして、貴組合主催の第3回防災訓練が約140名の参加を得て開催され、当局は共催として協力させていただきました。訓練では、大規模地震の際にご協力いただく仮設給水栓の設置や、水の入ったタンクを積載したトラックの運転を実施していただきました。当日の様子からは、真剣に取組み、有事の際に備えようとする組合員の皆さまの高い意識が強く感じられたほか、訓練参加者同士で支部を越えて教えあう場面も多く見受けられ、貴組合の皆さまの結束力の高さを改めて感じたところです。

また、昨年10月から水道法の改正により指定給水装置工事事業者に更新制が導入されました。これは、指定給水装置工事事業者の資質の維持・向上や連絡の取れない不明工事事業者への対策を目的として施行されたもので、これに伴い本市では、同様の制度である指定排水設備工事店にも更新制を導入いたしました。

このように、指定事業者に高い資質が求められる中で、各区の防災訓練を始め、地域の防災訓練にも積極的に参加し、地域の皆さまとの連携を強化されている貴組合の皆さまには、より一層大きな期待がかかっております。

当局におきましては、事業を取り巻く経営環境が年々厳しさを増す中で、災害対策や施設の老朽化対策などの課題解決に向け、「名古屋市上下水道経営プラン2028(令和元年度~10年度)」の策定を進めております。策定後はこの経営プランに基づき、職員一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご協力いただきますようお願い申し上げます。

結びに、本年が飛躍の年となるとともに、貴組合がより一層結束を固められ、末永く発展されることを祈念いたしまして、新年のあいさつとさせていただきます。

 

新年のごあいさつ

株式会社 水道会館 代表取締役 社長 水野 雅彦

 新年あけましておめでとうございます。

 水道会館株主の皆さま並びに組合員の皆さまにおかれましては心新たに新年を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。

また、旧年中は水道会館の事業に格別のご支援、ご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。

 現在の水道会館の建物は、旧会館が建設後61年、増築部分も建設後24年が経過しており、今後、設置設備の老朽化に伴う改修工事,もしくは会館建て替え工事等が必要となってきます。

実際、昨年5月には会館3階講義室及び4階大ホールの空調設備の改修工事を施工いたしました。これらの施設は名古屋建築設備高等技術専門校に通う訓練生が専門知識や各種資格習得のための講義を受講する学びの場、また入校式や終了式といった節目の際に使用される重要な会場として、また青年部会が主導的役割を担い、幅広い知識取得を目的に毎月開催している夜間勉強会の会場として、有効利用されております。

本年度につきましても、来所頂く皆さまに安心して使っていただけるよう駐車場のアスファルト舗装張替工事と併せて給排水埋設配管改造工事を予定しております。

今後とも、水道会館利用者の快適性・利便性向上に繋げていくために必要な改修工事を適宜適切に行いつつ、皆さまにご協力を得ながら将来の建て替えに向けた検討も進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

また、水道会館は昭和31年に設立されて以来、今年で64年を迎えます。今日ある水道会館の基盤は歴代の取締役、水道会館株主の皆さまのご苦労、ご協力の賜物であり、水道組合はじめ関係団体の皆さまのご尽力のお陰と思っております。

来年の創立65年には記念誌の発行を予定しており、水道会館の広報活動にも繋げていきたいと考えております。

この歴史と伝統のある水道会館を継続的に安定運営していき、これまで以上に水道会館株主の皆さまは勿論、水道組合はじめ関係団体の皆さまに愛される場所となるよう、会館取締役一同、力を合わせて活動していく所存ですので、今後もご指導・ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。

 最後になりますが、株主の皆さま、並びに組合員の皆さまのこの1年が実り多い年となりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

新年のごあいさつ

名古屋市指定水道工事店協同組合 青年部会 会長 水谷 弥仁

 新年明けましておめでとうございます。昨年中は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。本年も皆様のご要望にお応えし、今期青年部会会長職の終わりまで精励いたす決意です。なにとぞ変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

昨年は令和時代に変わり、昭和・平成と三時代を生きた人間となりました。近年のIT化がとてつもない速さと規模で、日本を取り巻くグローバルな環境や日本国内の社会構造、経済のあり方も大きく変貌しています。建設業界も徐々にそのような流れに向かっていくのでしょうか。昭和・平成とは全く違う時代になり不安な要素もたくさんありそうですが、発展していく日本に期待したいと思います。

 昨年度の青年部会の事業も皆様のご協力により無事終えることが出来ました。中でもスポーツ交流会では上下水道局の方々、NAWSの方々、名水協親組合チーム、愛管連青年部、IT推進委員会、各16区支部に参加して頂き、過去最高の総勢160名以上のスポーツ交流会となり大盛況で終える事が出来ました。本年度は記念すべき第10回目の開催となります。参加して頂いた皆様にまたお目にかかれますことを楽しみにしております。土曜学習プログラムという名古屋市教育委員会主催で行う事業に参加をしてきました。昨年は小学校1校、本年も4月までに小学校1校に配管作業を教えに行ってきます。水道業界に興味が湧いてもらえるように青年部会一同、精一杯頑張って参ります。

 最後になりましたが、私たち青年部会は青年らしく元気に、楽しくいろいろな事業に取り組んでおります。一番は良い仲間が出来ること、そしてその仲間といろいろな経験が出来る青年部会です。気軽に声をかけられる会ですので、皆様のご参加をお待ちしております。

本年も名水協青年部会のご支援、ご協力をよろしくお願い致します。

 

新年のごあいさつ

名古屋上下水道総合サービス㈱ 社長 城 昌克

新年あけましておめでとうございます。

 

 名古屋市指定水道工事店協同組合の皆様におかれましては、健やかに新しい年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

 

私ども名古屋上下水道総合サービス株式会社は、上下水道局と貴組合から出資をいただいて財団法人から株式会社へと衣替えし、事業を開始しましたのが平成23年4月でしたので、本年は、4月から迎える新しい年度が事業開始から10年目に至るという節目の年となります。ここまで、紆余曲折を経ながらも概ね順調に社業を重ねてまいることができましたのも、貴組合と組合員の皆様方のご支援とご理解の賜物と改めて厚く御礼申し上げます。

 

さて、昨年を振り返りますと、台風19号による浸水被害をはじめ、大雨による甚大な被害が各地で発生したことが記憶に残ります。名古屋市では大きな被害は起きておりませんが、今や上下水道局の雨水ポンプ所の6割近くの運転管理業務を担っております弊社としましても、報道に触れるにつけ、ライフラインに携わる者としての責任の重さを改めて感じているところです。本年もしっかり気を引き締めて、局の補完代行の役割を着実に果たせるよう努めてまいります。

 

折しも、昨秋には「災害対応力と水道基盤の強化へ挑む」というテーマで宮村上下水道局長さん、穂刈貴組合理事長さんと私の三者で鼎談を行う機会をいただきました。それぞれの立場から意見を交換し、災害対応への意識を共有できた大変有意義な時間となりましたが、中でも、穂刈理事長さんの「この三者は三位一体である」という趣旨のご発言に深く共感をいたしました。今後も、安心・安全な上下水道サービスを安定的にお客様にお届けするパートナーとして、災害対応への備えを含め、貴組合との連携を一層強化させていただきたいと考えております。この点では、鼎談で穂刈理事長さんがおっしゃった、日頃からお互い顔の見える関係を作っていくことも大変重要と思っておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

冒頭述べましたように、事業開始から10年目を迎える本年も、弊社社外取締役を務めていただいている穂刈理事長さん、弊社役員であります鏡味貴組合元理事長さんのご助言をいただきながら、この地域の上下水道事業の一翼を担うべく、社会的課題の解決に貢献するソーシャルカンパニーとして邁進していく所存ですので、倍旧のお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、貴組合の益々のご発展、あわせて組合員皆様のご健勝と本年がさらなる飛躍の年となりますことを心から祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。

 

新年のごあいさつ

長野県木曽郡木祖村 村長 唐澤 一寛

2020年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 2020年(令和2年)の新春を迎え、名古屋市指定水道工事店協同組合ならびに組合員の皆様方のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。また、日頃より木祖村の活動に対しご支援を賜り心より御礼申し上げます。

昨年は時代が平成から令和に変わり、また明治22年に木祖村が開村して130周年を迎え、木曽川源流の里木祖村にとって節目の年となりました。

名古屋市指定水道工事店協同組合の皆様におかれましては、どんぐり募金の活動にご協力いただき、「水源地の活性化に繋げよう」という活動を継続していただいていることに対し、心から御礼を申し上げます。また、昨年も青年部会の皆様方にはご家族同士、お仲間で水源地の木祖村を訪れていただき、豊かな水資源や農山村の自然に触れて、木祖村の特産であります美味しいトウモロコシをたくさんご購入いただきました。私たちも源流として水源地として安全な水をお届けするための義務や責任を果たしていく所存であります。そして木曽川の流れと共に「人と人」「水源地と下流域」で結ばれた絆がより一層深まるよう努力してまいります。

本年も昭和区桜山にあります「木祖村アンテナショップ源気屋」の運営や、鍋屋上野浄水場での「水フェスタ」などへの積極的な参加によって「木曽川源流の里・木祖村」の情報発信に努めていきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

新年を迎えいよいよスキーシーズンとなりました。やぶはら高原スキー場、最高のゲレンデメイキングで皆様をお迎えしたいと思います。ぜひお出かけいただきますよう心から御案内申し上げます。

終わりに、貴組合並びに組合員の皆様の益々のご発展とご健勝をご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

子年を迎えて

組 合 役 員 放 談

  副理事長  小池  勝 (緑 支部)

 新年あけましておめでとうございます。今年も明るい職場づくりと安全第一を目標に充実した一年が過ごせます様頑張りたいと思います。この新しい年がより良い一年になります様祈念致します。本年も宜しくお願い致します。

 

 副理事長  宇津山 弘 (千種支部)

 新年あけましておめでとうございます。新しい十二支のサイクルがスタートします。まだまだ先の話と思っていたオリンピックも真夏に開催され、我が水道組合も目出度く70周年を迎える節目の年となります。「子年は繁栄」という格言があるそうなので良い年になってくれることをお祈りします。今年も一年宜しくお願いします。

 

 理  事  平野 龍一 (東 支部)

 新年明けましておめでとうございます。新たな年を迎え、水道法の一部改正に伴う指定工事店の更新制度の手続きを始め、組合員の皆様の為の組合運営、組合活動に更に邁進する所存です。どうぞ宜しくお願いします。

 

 理  事  石原 彰久 (北 支部) 

 明けましておめでとうございます。国民の多くが反対の消費税が上がり、今年から景気が段々悪くなり、リーマンショック級の大不況に至る元年となります。引鉄はソフトバンクの倒産です。仲間の皆さん、出ルを制止して耐えましょう。

 

 理  事  安井  健 (西 支部)

 新年明けましておめでとうございます。今年は東京オリンピック、そして名水協70周年、歴代の組合に携わってきた先輩方々の思いを受け継いでできうることを着実にやっていく所存です。今年一年、宜しくお願いします。

 

 理  事  細田 雅仁 (中村支部)

 新年あけましておめでとうございます。昨年は自分にとって、涙を流すほど辛く悲しいことがあったり、とても嬉しくて喜んだりと重大な出来事が多数おこりました。今年は楽しい一年が皆様と共に過ごせる様に頑張っていきたいと思います。

 

 理  事  塚松 裕章 (中 支部)

 明けましておめでとうございます。令和初めての新年ということで今年は何か新しいことに挑戦でもしようと思います。手始めにギターで習い「天国への階段」でも弾けるように頑張りますか、できるかな??今年も一年頑張っていこうと思っておりますので組合員並びに職員の皆さまよろしくお願いします。

 

 理  事  永山 荘次 (瑞穂支部)

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。今年も元旦は氏神様に家族の健康をお願いし、理事会の熱田神宮で皆様方のご健勝をお願いし、伊勢神で各社と名水協の繁栄を願って来ます。今年も良き年でありますようお祈り申し上げます。

 

 理  事  小島 昌太 (熱田支部)

 新年明けましておめでとうございます。昨年も自然災害、政治経済の波乱等大変な年でした。今年も局ぐるみの防災活動、市民サービスの一端の修繕センターの充実を重点に組合事業を皆様と共に明るく元気に活動して参ります。今年も宜しくお願い致します。

 

 理  事  高橋 宏章 (中川支部)

 新年あけましておめでとうございます。組合業務の中で一般満期メータ取替工事が市内で始まり二年目を迎えた昨年、メータ取替に伴う問題、各支部による温度差などいろいろな課題が見えてきた令和元年となりました。今年はこのような問題の解決、課題の処理などやる事が山積みの年になることでしょう。組合の新たな業務として定着させていくうえで組合員の皆さまにもいろいろご協力をいただくことになりますがよろしくお願いいたします。

 

 理  事  佐々木 久 (港 支部)

 2020新年あけましておめでとうございます。今年は東京で2回目のオリンピックが開催されます。日本の猛暑の中どんな大会になるんでしょうね?33競技が実施されますが私は馬術が一番楽しみです。馬術競技は動物を扱い、男女の区別なく同じ条件で実施されることが特徴です。人馬一体の華麗な演技を皆様も見て下さい。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 理  事  大久保 一富 (南 支部)

 あけましておめでとうございます。新しい年が迎えられ皆様に感謝すると共に、今年は組合結成70周年の記念する年でもあります。皆様の会社の益々の繁栄と組合の発展を心よりお祈り申し上げます。

 

 理  事  岡田 英俊 (守山支部)

 昨年は全国各地から「何年に一度」という枕詞で大きな「自然災害」のニュースが流れてきました。多くの方が犠牲になったり不自由な生活を強いられたりしています。私たちライフラインに携わる者として少しでも被災者の力となれるよう技術の研鑚に努めていかなくてはと思う新年です。

 

 理  事  宮澤 雅敏 (名東支部)

 新年あけましておめでとうございます。令和最初の新年を迎えるにあたり、新たな気持ちで組合の発展、社会貢献に邁進してきます。本年も組合員皆様にとって健やかな一年になりますことを心より祈念申し上げます。

 

 理  事  山本 一登 (天白支部)

 新年あけましておめでとうございます。昨年は元号が平成から令和に改元され、消費税増税やそれに伴う様々な税に対する改革があり、この業界でも更新制度が導入されるなど、大きな変化がありました。組合ホームページもリユーアルされ、より多くの情報発信やコミュニケートの場にもなっております。本年は子年、十二支で言えば最初の干支です。思いを新たにこれまで以上、仕事、組合、趣味と「独楽ねずみ」の如く頑張りたいと思いますので本年もよろしくお願いいたします。

 

 専務理事  冨田 拓史 (水道組合)

 新年あけましておめでとうございます。昨年は皆さまに大変お世話になりありがとうございました。今年は十二支の始まりとなる子年です。私も心機一転気を引き締め直して組合員の皆さまのお役に立てるように努めていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

 

 顧  問  吉田  宏 (水道組合)

 新年明けましておめでとうございます。今年は70周年記念の年ですが、これを機に局との連携をさらに深め、当組合の存在意義を一層明確なものとし、ひいては組合のためとなるよう努力してまいりますのでよろしくお願いします。

子年を迎えて

上下水道局 職 員 放 談

営業課 主事 三輪大貴

 あけましておめでとうございます。昨年は公私共に様々な方に助けて頂き何とか一年乗りきることができました。今年は体調管理に加え、日々の業務の改善・効率化を意識しつつ職務に取り組んでいきたいです。

 

料金課 主事 加藤友哉

 あけましておめでとうございます。昨年は元号改正や消費税改正の対応などとても忙しい一年でした。今年は仕事もプライベートも充実できるよう、健康に気をつけ、精進していきたいです。本年もよろしくお願いいたします。

 

給排水設備課 技師 神谷研志

 あけましておめでとうございます。昨年はスポーツ交流会に参加させて頂くなど公私とも大変お世話になりました。今年は半世紀ぶりの東京五輪となります。様々なことに挑戦し、五輪と共に記憶に残る1年としていきたいと思います。

 

保全課 技師 水野誠

 新年あけましておめでとうございます。昨年は異動1年目ということで、周りの方々に大変お世話になりました。今年は周りの方々の助けとなれるよう、一層精進していきますので、よろしくお願いいたします。

 

北営業所 技師 中川洋佑

 新年あけましておめでとうございます。昨年も採用一年目同様、多くの方に大変お世話になりました。今年は、臨機応変に対応できるような力をつけるために、より知識・経験の習得に努めてまいります。よろしくお願い致します。

 

中営業所 主事 福山練

 あけましておめでとうございます。昨年は3年ぶりに上下水道局へ戻り、職場の方々を始め皆様には大変お世話になりました。今年は仕事のバランスを保ちながら、家庭の大きな変化に備えて健康に過ごしたいです。

 

瑞穂営業所 営業係長 茗荷良太

 謹賀新年。“Everybody`s business is nobody`s business.”と云う英語の諺があります。1つの仕事を全員で行うと責任の所在が不明確となり、結局誰もやらないという意味です。本年はこの諺を肝に銘じ仕事に取り組んで参ります。

 

中川営業所 技師 民田純一

 新年あけましておめでとうございます。昨年は、所内を含め様々な人に助けられながら仕事をすることができました。今年は、報恩謝徳の心を持ち、周りの人を助けられるよう、より一層職務に励みたいです。

名古屋の風景

名城小学校

吉田 信彦 氏 (水道組合)
吉田 信彦 氏 (水道組合)

 菅原、園町、明倫、七町(後に本町)、八重、大成、久屋尋常小学校を前身とする。戦後に統合され、昭和22年4月に名城小学校として開校した。先に記した菅原尋常小学校が明治5年に開校した第一義校を前身としたことから同年を開学としている。学校が外堀通の横に位置するため、学校のすぐ横を名古屋高速都心環状線が通っているため都市高速ができた頃から各教室にはエアコンが完備されるようになった。同校の教育目標として「自ら学ぶ」、「励ましあう」、「いのちを大切にする」、「進んで働く」子というのが根底にある。

会議コーナー

定 例 理 事 会

1.開催日時   12月4日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

青年部会コーナー

第165弾定期夜間勉強会 昼間編

開催日 令和元年11月20日

参加人数 35名

                       技能開発部会・青年部会共催

 

 今年度の定期夜間勉強会昼間編では、積水化学工業株式会社栗東工場へ行ってきました。

工場見学では、塩ビパイプの製造風景を間近で見ることができます。ほとんどが機械のみで作業を行っており、人が必要な時は管径など種類が変わるときの設定変更と定期的な見回りくらいとのことでした。

エスロハイパー電気融着での施工実演では、外面の清掃等とても繊細な作業が必要だということを知りました。ただ施工自体は難しくはなさそうで、今後機会があれば使用してみたいと思います。

今回いくつかの性能試験も拝見させていただきました。普段自分達では実施することができないことばかりで、エスロハイパーの曲げや伸縮の試験を見させていただいたときは、破裂したりするのではないかとひやひやしながら見ていました。

耐火VPの燃焼実験では耐火VPを火であぶり、どのような変化が起こるのかがわかります。最近はよく使うようになった管種ですが実際どの程度の効果があるのかはよく知りませんでした。相当な火力で熱していても貫通部より先が燃えることはなく、取り付けられていた通常のVP継手に変化はありません。

今回の工場見学に参加していなければ知らなかったことや出来なかったことが沢山ありとても充実した一日を過ごすことができました。

今後も趣向を凝らした勉強会を開催していきますので、皆様奮ってご参加のほど宜しくお願い申し上げます。

 

青年部会 名東支部 宮澤祐輔

 

特別寄稿コーナー

指定給水装置工事事業者制度への更新制の導入について

名古屋市上下水道局 給排水設備課

課長 矢野 修

 

 日頃より、名水協さまと組合員の皆さま方におかれましては、給排水設備の審査業務や満期メータ取替業務をはじめ、災害時における応急給水施設への仮設給水栓の設置など、上下水道局の事業全般にわたりご協力いただき、心より御礼申し上げます。この度、「組合だより」への投稿の機会をいただきましたので、既に今年度の手続きが始まっております「指定給水装置工事事業者(以下、指定事業者)制度」への指定の更新制の導入についてご紹介したいと思います。

 従前の制度では、指定事業者の事業に関して、名称や所在地等の変更があった場合の届出や、事業の廃止、休止、再開の届出について規定されていましたが、届出がない場合、指定事業者の事業実態の把握ができず、連絡が取れない所在不明な事業者が存在するなどといった課題がありました。こうした課題に対応するとともに、指定事業者の資質の維持・向上を図ることを目的として、水道法の一部が改正されたことにより、指定事業者の指定に有効期間が新たに定められ、5年ごとの更新制が導入されました。名古屋市では、指定給水装置工事事業者制度への更新制の導入に併せて、名古屋市下水道条例の一部も改正し、指定排水設備工事店の更新制も導入しました。

 令和元年10月 1日以降に指定を受けられた工事店さまは、指定を受けた日から5年間、指定が有効となり、有効期間経過後も引き続き指定の効力を維持したい場合には、指定更新の手続きを取る必要があります。令和元年9月30日現在指定を受けている工事店さまは、経過措置により本市より新規指定を受けた時期によって現在の指定の有効期限が定まります。令和2年9月29日までは、平成10年4月1日から11年3月31日までに指定を受けた工事店さまが指定更新の対象になります(既に名水協さまを通じて更新のご案内をお送りしております)。令和2年10月1日以降の更新対象やその他更新制度につきましては、局ホームページ(https://www.water.city.nagoya.jp/)の「事業者の方へ」から入り、「給水装置工事事業者・排水設備工事店の方へ>指定工事店制度の更新制について」をご覧ください。

 指定事業者の更新手続きは、指定を受けた各水道事業体に対して行うことになります(更新時期は前述のとおり指定を受けた時期によって異なります)。そのため、複数の水道事業体から指定を受けている工事店さまは、今後同様の更新手続きを複数回行うこととなりますので、その負担が少しでも軽くなるよう、愛知県下の水道事業体に働きかけているところです。

 まだ、始まったばかりの更新制度ですので、何かと不手際があったりご不便をおかけすることがあるかと思いますが、名水協さまと調整しながら進めてまいりますので、ご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。

筆の泉コーナー

趣味との付き合い方

名古屋市上下水道局 施設課機械係

技師 長谷川 貴大

 

 皆さんは走ることは好きでしょうか。恐らく大抵の人が嫌いと答えるのではないでしょうか。健康のために走ろうと思っても、疲れるし、外に出れば夏は暑いし、冬は寒いですよね。私もあまり好きではありませんが、日々、走らなければならない使命感と戦いつつ、5年ほど前から始めたランニングを今も続けております。走るタイミングは、昼休みや休日のランニングに加え、年に数回、フル・ハーフ・10kmといろいろな距離のマラソン大会にも参加するようにしています。マラソン大会に出場するためには、当然大会にエントリーをする必要があるのですが、人気の大会では、応募者の中から抽選であったり、先着何名までなど、出場自体が困難な大会もあります。このような背景には、ランニング人口の増加が大きな要因としてあるのですが、人気のマラソン大会に出場してみたいという理由からランニングを始める方が多いことも要因の一つとしてあるようです。日本では2007年から開催されている東京マラソンからランニングブームに火がついたと言われていますが、2012年を境にランニング人口は減少しており、人気のマラソン大会に出てみたいという理由から始めたランナーが、たちまち競技から去っているのではないかと考えられています。私も、マラソン大会に出場し、目標タイムを達成することをモチベーションに続けてきましたが、当然始めたばかりの頃よりタイムは伸びなくなり、徐々にモチベーションが下がっているのが現状です。しかし、最近ではやる気が出ないときに走らなかったり、嫌々走りにいったりせず、目標やペースに縛られず、何も考えずにできるだけ気楽に走るようにしています。そうすることで、自然と自分の快適なペースで走ることができるため、景色を楽しむ余裕も増え、純粋に走る楽しさを感じることができています。ランナーの中には私と同じようにランニングへのモチベーションが下がっている人や、健康やダイエットのために始めたけどなかなか結果が出ず、やめてしまった人もいるかと思います。しかし、ランニングは一人でもでき、時間に縛られず、お金もあまりかからない上に、健康のためにもなる非常に良い趣味だと思います。これからランニングを始めようと思っている方や、やめてしまったけどもう一度やってみようと思う方は、続けることが難しくなってきたら、何も考えず気楽に走ってみることをおすすめします。また、ランニングに限らずですが、趣味を続けることに壁を感じている人は、その趣味本来の楽しさを感じるために、一度目標や結果にこだわらず気楽に取り組んでみてはいかかでしょうか。

談話室コーナー

おとしだまってなんだろう?

 名東支部・有限会社 宮澤水道         

      、宮澤 千穂

 

 新年あけましておめでとうございます。やってきました2020年!字列が気持ちいいなぁ、いよいよ東京五輪だなぁ、どんな年にしようかなぁ、と不思議となんだか今年はワクワクしております。ワクワクするといえば、皆さまお年玉はあげましたか?大人になった今、あげる側となりワクワクどころか少し憂鬱になるなんて、子供達にはちょっと言えない気持ちになるんだなぁとまた一つ大人の階段を上った気がします。

 

 さてここで私が思ったのは、お年玉ってなんであげるんだ?ということ。ちょっと気になったので調べてみました。するとびっくり。おとしだまって大人ももらえていたそうなのです。というのも、お年玉は別の漢字で書くと「御年魂」。神様の魂を分けていただくという意味があるそうです。またお家に飾っている鏡餅は神様が家にやってきたときに体を休める場所なのだそう。なので、お正月お餅を食べるのはその魂をもらうために行う行為で、お餅以外のお供え物と一緒に煮て食べるのがお雑煮というわけです。へぇ、面白い!ただ、室町時代からお餅がお金(品物)に代わり、大人から子供に金銭を渡すようになったのは昭和30年代ごろから定着したと言われているようです。

 

 最後に、すこし物語を作ってみました。気が早いのですが来年のお正月、小話として是非お年玉を上げる子供たちに聞かせてあげてください。

 

 むかしむかし、お正月の神様はとても遠くに住んでいるのでみんなのところに行くのがとても大変でした。そこで昔の人は「わざわざ神様がやってきてくれるんだから、お家の中をきれいにしたり、美味しい料理を準備してお供えをしよう」と考えました。すると鏡餅に座っていた神様はそのおもてなしを嬉しく思い、そのお礼として、自分の魂をおもちにのせて「おとしだま」として分けてくれました。でもお父さんは思いました。「神様からもらったおとしだまを目に見える形で子供たちに分けてあげたいなぁ」そこで神様のために準備したお野菜や料理には神様の力が宿っていると言われていたのを思い出しました。お父さんはお母さんに相談し、神様が分けてくれたお餅のおとしだまとお野菜を一緒に煮て、お雑煮を作り食べることにしました。「このお野菜とお餅には神様の力が宿っているよ。これでまた1年元気で過ごせるね。」こうして神様の魂の御年魂は目に見えるお餅になり、そのお餅が記念品になり、いつしかいまのようにお金をあげることになったのでした。おしまい。

消防コーナー

地震に備える44

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

昭和19年(1944年)東南海地震(16)

 

 引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書をもとに、三重県の被害

の実態をみていきたいと思います。

 

○ 三重県の被害(その2)

  三重県における東南海地震の被害は、熊野灘沿岸の津波被害が激しいので

すが、その前に伊勢湾に面した津市や四日市市の地震発生当時の状況を見て

いきたいと思います。

 報告書には、いくつかの日記、体験記等が記録されていますので、それを

紹介し、伊勢湾岸での地震被害を見ていきたいと思います。

 

  当時、津市に在住していた主婦の日記には、地震当日(12月7日)の様子を

以下のように綴っています。

  「…一時半、強い地震がやってくる。母とあわてて、やっとの事で表へ飛

び出した。庭の石灯ろうが倒れるし戸も倒れ、一時はどうなる事かと思った。5分位でおさまったが、余震があり、それにすっかりおびえてしまって家

の中へ参(まいれ)ず表でうろうろした。

夕方になってあわててぼつぼつと片づけにかかる。全く壁はおちているし、

家はかたいでしまって、ひどい事になった。夜は電気がつかず早々休む。中々

ねむれなかった。」と述べています。

また、翌日の日記にも「昨夜は一寸もねむれなかった。度々余震もあった。」12月14日の日記には「地震から一週間目、毎日余震におびやかされる。今日

も十時すぎやってくる。本当に地震は恐ろしいものだ」とあり、さらに、16

日の日記欄外に「十一時十分すぎ又地震がゆった」、26日にも「十二時前地

震があった」と、余震のことが繰り返し記されています。

(出典 山本すゑ著、望田 都氏所蔵)

 

次は三重工業株式会社津工場(旧東洋紡績津工場)の図書室で、本の整理

を行っていて地震に遭遇した社員の日記が収録されています。

「……東西の激しい水平動、がたがたと揺れ出し、立ちも歩きも出来ない。

……階段は身もだえるように揺れ近付けない。婦人たちは泣き叫ぶ。大丈夫

と叫びながら倒れる本箱を両手で押さえるに精一杯。レンガの厚い壁一面に

亀裂が入り、土煙の中でギュッギュッと鳴る。遠い本棚は全部倒れた。……

工場の中心に建つ八角の大煙突は崩れて山をなし、どの建物も腰の高さに

大きな裂け目。……走って帰宅。道路はひび割れ。倒れた工場のレンガが一

面に道を塞ぐ。その下に人はと大勢がレンガをどけている。……」

  7日の日記はまだまだ続き、「電力、電話止まる。古い木造の岩田橋崩壊」

とあり、翌8日の日記には余震のことや「津波警戒の声」がしきりであった

ことが記されています。

(出典 関口精一『熊野の大津波-敗戦直前の東南海地震-』津の空襲を記

録する会 1990)

 

  次は、四日市市の東洋紡績富田工場で勤労挺身隊として働いていた人の体

験記です。

「……二時になるのを時計とにらみっこで、後何分と織機工場の騒音の中

で立ち働いていた。と、その時下から突き上げるような大振動に一瞬空襲か

と思って受け持っていた機械を止めた。其の直後工場内の機械は一斉に止ま

ったが、大きな揺れが立っていられない程に続いた。

地震だ。……どの位の時が過ぎたであろうか。三、四人の男子工が入って

来て、工場全体が大被害で特に紡績工場(煉瓦建)は崩壊して死傷者も出た

との事、不安感は益々募った。……空襲と錯覚して防空壕に飛び込み壕の崩

壊で圧死したものなどなど、女子工員ばかり十名死亡した。……」

(出典 岩田のぶ子「東南海地震 富田の東洋紡績で」(旧四日市を語る会『二

十世紀の自然災害 記録と145の証言』2000 所収))

 

  四日市及び富田警察署管内で22名の死者と報告されていますが、防空壕へ

退避して死に至ったという事例などは、戦時下ゆえの悲劇であったというし

かありません。

法律コーナー

市の安全配慮義務違反

弁護士   松 永 辰 男

 

 岡山県浅口市の件ですが、同市との間で労務参加契約を締結し、公園の周辺にある生活保全林用地内の樹木の伐採作業中、同僚が伐採して倒れてきた木が頭部に衝突したため頭蓋骨骨折等の傷害を受け、重度の後遺障害を負うに至った事件の損害賠償請求事件です。事案の内容は、公園を常にきれいに整備し、地域の市民が利用しやすい環境にしたいので、地元住民が適任者として推薦する人を作業員として働かせてもらいたい、といった強い要望があり、1年間毎の契約で継続的に労務を提供する契約(これを本件では「労務参加契約」と称していますが)を同市との間で締結し、公園の清掃、草刈り、樹木の剪定、周辺にある生活保全林用地内にある樹木の伐採等の作業をすることにしてきたものであるところ、平成25年1月25日の午前11時頃、同僚が一本目の木を伐採しました。この時は、伐採するにあたり同僚は周辺で作業している同僚たちに聞こえるような大声で木を伐採することを警告し、無事伐採しました。次に二本目の伐採に取り掛かったのですが、今度の木は細かったので思うように倒すことができるだろうと思い、倒したい方向に受け口を設ける手順を踏まずに、しかも、一本目の伐採の時に他の作業員に聞こえるような大声で警告していたので、更に声掛けをしなくても安全であろうと思って伐採に取り掛かったところ、急に強い風が吹いてきたため、チエーンソーが木に挟まってしまい、2,3分風が収まるのを待ってから木を倒す作業を再開したところ、予想していた方向と逆の方向に倒れてしまい、一本目に伐採した木を切断していた被害者に倒れかかり、それが頭に激突し、頭蓋骨骨折等の傷害を与えてしまい、第6級の後遺障害を負うに至ったものです。そこで被害者は浅口市に対しヘルメット等の安全装備をして作業するよう指示していなかった等の安全配慮義務を怠ったとして岡山地方裁判所倉敷支部に対し損害賠償の訴えを提起しました。同裁判所は浅口市が安全配慮義務を怠ったとして1595万円余を支払うよう命じました(判例時報2419号65頁)。裁判では、市との労務参加契約が雇用契約か請負契約かという問題で争われ、判決では、作業時間が決められており、一日当たりの対価が定められていて出来高ではなく、作業実施日や作業時間の変更は指示され、作業場所の変更については市から指示、連絡するものとされており、それなりに拘束されており、総合的に判断すると請負契約ではなく雇用契約といえるとしまして、それに付随する信義則上の義務として安全配慮義務があるとしました。市としましても困った事件ですね。

 

木祖村コーナー

木祖村だより

編集後記

編集後記

 11月8日に愛管連主催で事務局研修会が開催されました。毎年この時期に行われており、名水協からも3名の職員が参加しました。今回の研修会では、水道法改正に伴い導入された「指定給水装置工事業者の更新制度について」の講演に引き続き、組合相互の情報交換が行われました。

更新制度については、名古屋市上下水道局から講師を招き、指定制度の歴史、更新制度導入の経緯、更新の具体的な手続き、名古屋市における更新手続きの負担軽減策について説明を受けました。各組合にとって関心の高い話題ではありましたが、まだほとんどの事業体で更新制度の具体的な手続きなどが決まっていない状況のようで、組合事務局を通じて更新手続きを行うこととした名古屋市方式について多くの質問がありました。また、更新書式を愛知県内で統一化することや講習会の合同開催など組合員さんの負担軽減に繋がる施策については、どの組合にとってもメリットがあるとの認識から、愛管連が中心となり調整を図ってほしいとの要望が出され、今後の動向については、愛管連を通して情報交換していくこととしました。

 続いて行われた組合相互の意見交換では、事業体からの受託業務、防災対策への対応などについて、現在の取組状況や今後の課題など活発に意見交換が行われました。各組合それぞれ置かれている立場が異なる中ではありましたが、満期メータ取替業務への取組状況など名水協の今後の業務運営に参考となる内容もあり有意義な時間となりました。

さて、いよいよ名古屋市で指定工事店の更新手続きが始まりました。組合だより11月号でもお知らせしたように、更新対象の工事店さんには組合より通知をさせていただきました。更新書類の提出は組合事務局となりますのでよろしくお願いします。

また、名古屋市以外の事業体で指定を受けている工事店さんには、指定を受けている事業体から直接更新の案内が届くことになります。他事業体の更新手続きについても、できる限り事務局でお手伝いさせていただくつもりでいますが、まだ手続きが定まっていない事業体が多いことから、更新の案内が届くにはもう少し時間がかかると思います。

 

(T.T)