『山の雪解けを待つ梅の花』第32回フォトコンテスト入賞              撮影:㈲イケダヤ 後藤 弘文 氏

『山の雪解けを待つ梅の花』第32回フォトコンテスト入賞              撮影:㈲イケダヤ 後藤 弘文 氏

名古屋の風景

金シャチ横丁

 名古屋のお膝元に造られた『金シャチ横丁』は2018年3月29日にオープンした城下町を再現した観光施設です。金シャチ横丁は美味しい名古屋めしを堪能できるグルメスポットで、義直ゾーンと宗春ゾーンのそれぞれ趣向の違うゾーンから成ります。義直ゾーンは正門側に位置し初代尾張藩主徳川義直にちなんで名づけられました。伝統を感じさせる落ち着いた雰囲気が特徴です。宗春ゾーンは東側に位置し七代尾張藩主徳川宗春にちなんでいます。こちらのゾーンは現代に近いモダンでスタイリッシュな雰囲気が特徴です。

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(広報技能委員会)
理事会風景(広報技能委員会)

理事会風景(資材委員会)
理事会風景(資材委員会)

1.開催日時   2月6日(水)

           午後2時50分

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

青年部会コーナー

第155弾定期夜間勉強会

開催日 平成31年1月16

参加人数 18

技能開発部会・青年部会共催

 

定期夜間勉強会155弾をフルハーネス型安全帯に関する基礎知識の内容で開催いたしました。講師には安全帯メーカーのサンコー株式会社に担当していただきました。

 法改正に伴う安全器具の正しい選び方や使用区分、新規格への移行時期など専門的な内容の講義と、実際にフルハーネス型安全帯を装着してみて使い方やタイプによる違いを経験することができました。

 法改正の内容に関して触れるとおおまかに三点ありました。

一点目に、今まで一般的に安全帯と呼ばれていたものが墜落静止用器具と改められ、墜落防止にはフルハーネス型を原則として用いること。

二点目に、20192月にJIS規格が改定されフック部分やランヤードという紐部分等の耐久性が見直されるそうです。それに伴い同年8月には旧規格の製品が製造終了となり、その後202212日からは旧規格製品の使用は禁止となります。

三点目として、現場にてフルハーネスを使用して特定作業を行うに当たっては特別教育を受講しなければならないとのことでした。ただ特別教育にも特定の資格の有無や使用経験によって一部免除になるそうです。

講義が終わり実際にフルハーネスを装着してみたところ、製品のタイプや形状によって重さや使用感に違いがあることが分かりました。自分たちが行う作業に合わせて正しい物を選ぶ必要がありそうです。

今回の講習を受けて曖昧だったことが理解でき、建設業に従事していく上での安全面に関する備えについて非常に勉強になりました。正しい知識の元に安全環境を整えていきたいと思います。

定期夜間勉強会では様々なテーマで開催されております。日常の業務において情報が得られますので皆様のご参加をお待ちしております。

  

 

青年部会     瑞穂支部 美野 太陽

 

特別寄稿コーナー

平成から新しい時代へ

名古屋市上下水道局 

 営業部長 安藤 修一

 

 昨年4月に営業部長となり間もなく一年となりますが、いろいろなことに戸惑いながら、なんとかここまで乗り切ってきたと感じています。これも、貴組合の皆さまの、日頃からの多大なご理解とご協力のおかげがあってのことと感じています。誠にありがとうございます。

 私はこれまで、営業部では営業所長、営業課長、そして部長を経験してきましたが、その中で学んできたのは、やはり「お客さまの目線」を大切にして、お客さまの信頼を築くことの大切さです。工事店の皆さまには、お客さまの給排水設備工事を確実に施工していただき、お客さまに安全でおいしい水をお届けする、そして当局とお客さまとの信頼を築く架け橋の役割を担っていただいています。そうした意味で、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

 さて、ここ数年は毎年のように、地震、豪雨、異常な寒波や猛暑などの自然災害や異常気象が全国各地で頻発しています。こうした中、当局においては三年度連続で他都市へ応援隊を派遣してきました。また、各地で実施される広域的な防災訓練にも参加してきました。営業部として、設計審査を担当する職場からの職員を派遣する際には、工事店の皆さまにご迷惑をおかけしないよう、職場が一体となって取り組む体制をとっています。こうしたことは、職場の訓練でもあると考えています。

 貴組合の皆さまとは、災害時の協定を締結し、市内で震度6弱以上の地震が発生した場合、仮設給水栓を設置していただくことになっています。また、各区、地域の防災訓練に参加していただくなど大変なご尽力をいただいています。地域と「顔の見える」関係の中でのこうした活動は、災害時にも、とりわけ水に関してのお客さまの安心につながるものと確信しています。

 一方、昨年12月に水道法が改正されました。これは、所在不明な工事店や指定以来資格確認ができていない工事店などの実態を把握し是正していくこと、工事店の資質を向上していくことを目的に改正されたものです。これにより5年に一回の更新制が導入されることになり、今後は、法施行に向け事務手続きを定めていくこととなります。それにあたっては、工事店の皆さまのご意見もしっかりお聞きする一方で、県内各事業体とも連携することで、皆さまの更新にかかる負担を少しでも軽減しながら、実効性のある運用ができるようにしていきたいと考えています。

 いよいよ平成の時代が終わろうとしています。平成の時代は、防災活動の充実をはじめとして、お客さまの信頼の向上をめざし、当局と工事店の皆さまとの連携を強化してきました。新しい時代も、こうした連携をしっかりと推進していくことが大切だと考えています。そのためにも、新しい時代、貴組合の皆さまが一層結束を固められ、末広がりに発展していくことを祈念いたします。

 

筆の泉コーナー

「お筝」

名古屋市上下水道局 瑞穂営業所

主事 石川 あずさ

 

みなさんはどんな趣味を持っていますでしょうか。私の趣味は「箏」という楽器です。といってもピンとくる方は少ないかと思うので、この「箏」という楽器とその魅力を紹介したいと思います。

「箏」は一般的には「琴」と書くことが多いのですが、実はこの2つの字は違う楽器を指しています。両方とも木の板に張った弦を弾いて音を出す楽器ですが、音の調節の仕方に大きな違いがあります。「箏」は柱(じ)と呼ばれるものを動かして音を調節しますが、「琴」には柱はなく、弦を抑える場所で音を調節します。これから私が紹介するのは「箏」の方なのでこちらの字を使います。

箏は桐でできた胴に張ってある13本の弦を、右手の指先につけた爪で弾いて音を出す楽器です。13本の弦はそれぞれ可動式の柱(じ)を動かして音を調節します。

 私が箏を始めたのは高校生の頃でした。入学した高校で何か新しい部活動を始めたいと考えていた私は、部活動紹介での先輩の演奏に感動し、箏曲部(箏や三味線を演奏する部活です。私の高校は箏しかありませんでした。)に入部しました。約2年間という短い期間でしたが、いろいろな合奏曲に挑戦したり、大会に出場したりと、充実した時間を過ごせました。高校卒業後は燃え尽きるようにやめてしまったのですが、社会人になってからどうしてもまた弾きたくなり、教室に通い始めました。(なんと楽器まで買ってしまいました。)最近は週に1回ずつ教室に通い、少しずついろいろな曲を練習しています。

 箏の魅力は何といっても「初心者でも上達が早い」というところだと私は考えています。もちろん極めるとなると奥が深い楽器なのですが、初心者でも簡単な曲なら意外とすぐに弾けるようになります。有名な「さくらさくら」なら、何時間か練習すればほとんどの人が弾けるようになると思います。初心者でも上達しやすく、楽しく練習が進められるため、何か新しいことを始めたい人におすすめです。

 また、「合奏が楽しい」というところも大きな魅力の一つだと思います。箏で演奏する曲の中には、他の楽器も入って大人数で合奏する曲もありますが、合奏には基本的に指揮者がいません。そのため、呼吸や体の動きでタイミングを合わせることになります。合わせるのは非常に難しく、何度も練習するのですが、その分きれいにそろった演奏ができたときは、言葉では言い表せないほど達成感があります。全員で合わせるときの緊張感と一体感は、一度体験するとなかなかやめられなくなります。

まだまだ箏をやっていてよかった、楽しかったということはいろいろありますが、今回はここまでにします。何か新しいことを始めたいという方には非常におすすめできる楽器なので、ぜひ一度考えてみてください。

 

談話室コーナー

東京・名古屋間

 中村支部・斎久工業 株式会社 

半 田  繁 夫

 

早いもので、東京より単身赴任で名古屋に来て、2年が経ちました。

 赴任当初、帰省の際には、富士山が見えたときや、浜名湖を渡ったときにいちいち心躍っていましたが、頻繁に乗っていると、昔のような高揚感や、旅立ちの非日常感も失われ、単なる交通手段になってしまいます(それが当たり前だ、と言われそうですが)。

 そんなとき、ふと、別の方法で帰ってみるか、と思い、東京から名古屋に帰るときに、新幹線以外の手段を使ってみることにしました。

 試してみての感想と腰痛への影響度です。※あくまでも個人の感想です

 

 ・JR東海道線

  もともと電車に長時間乗るのは平気なので本を読んだり、うたたねをしたりします。

熱海から静岡までは座れないことも多々あり、そんなときは静岡県が長いことを実感

 します。沼津や静岡、浜松で途中下車して地元グルメに立ち寄るのもおすすめです。

腰痛度:△ シートは固め、痛くなったら立ち上がればOK 

・自動車

家の都合でレンタカーで往復することが何回かありました。自分のタイミングで食事

をしたり、ちょっと仮眠を取ったりする自由はありますが、長時間の高速運転のため、

体力的にも精神的にもなかなかおすすめできません。

腰痛度:× 乗車中の腰痛はサービスエリアまで我慢 

・夜行バス

一旦乗ったら終点まで眠ったまま…のはずですが、なぜかなかなか眠れず、かと言って

周りも消灯しお休みモードなので本を読むこともスマホをいじることもできません。

気が付いたらだんだんと夜明けがやってきた、ということが多々ありました。

腰痛度:×× 乗車中は身動きもできず、到着時は歩くのもおぼつきません

ここ最近は原点回帰気味で、新幹線の各駅停車である、「こだま」に乗ることが多くなってきました。

・こだま

停まった駅で「のぞみ」に抜かれることも多く、その時にちょっとホームに降りて散歩

をしてみたり、弁当を買ってみたりしています。名古屋止まりの便を選べば、降車時の

慌ただしさもありません。東京~名古屋の約3時間、読書するにも、一寝入りするのにも

なかなかいい塩梅です。

腰痛度:○ シートは柔らか、痛くなったら立ち上がればOK

 

…と長々書いてきましたが、そんな密やかな?楽しみともそろそろお別れのようです。というのも、家族が4月より名古屋に引っ越してくることになりそうです。

これからは、新幹線に乗る機会も減っていくこととは思いますが、昔の私に似て、今のところ電車が大好きな息子とのお出かけを楽しみにしようと思っています。2年間、さびしい思いをさせてきた息子と、まずは名古屋港のリニア・鉄道館に行ってこようかなあ、と考えております。

 

消防コーナー

地震に備える34

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

昭和19(1944)東南海地震(6)

 

9 被害と報道管制

  「東南海地震では、東海地域の多くの軍需工場は壊滅的な被害を受けた。

三菱重工名古屋航空機製作所の道徳工場(南区)では、学徒動員のため工場

で働いていた中学生など64人が、東南海地震の際に倒壊した建物の下敷きに

なり圧死した。

また、半田の中島飛行機製作所では、死者は153人に達した。度重なる空

襲に加え、地震災害のため、日本の航空機生産は半分にまで下がったといわ

れている。」

 また、戦時中の新聞報道については下記のように記しています。

「地震被害を極力隠すため、時の政府は、地震災害に関しての詳細な記事

を書くことを許さなかった。地震については、噂することも禁じられたとい

うほどである。このため、地震災害の大きさに比べて残された資料は少ない。

 東南海地震の翌日128日は、日本では、日米開戦3周年目にあたり、(中

略)戦意高揚のための標語が並ぶという戦争一色の紙面であった。当時、中

部日本新聞(後の中日新聞)は、物資不足のため一日に2ページ印刷される

だけであったが、8日は特別に4ページ印刷された。その新聞を1ページ目か

らたどっていくと、3ページ目にベタ記事で、「天災に怯まず復旧」との20

程度の記事がある。愛知、岐阜、三重とも大きな被害はないとの内容であっ

た。」

(出典 『中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

東南海地震・1945三河地震 平成193月』)

 

 戦時下の報道管制のため、大きな被害が出ていたにもかかわらず、まとも

な報道すらされなかった事がわかります。

 アメリカ軍による、名古屋の軍需工場に対する本格的な空襲は1213

三菱重工業名古屋発動機(東区大幸町)等への爆撃から始まっています。

東南海地震はその6日前に発生しています。被害の中には、地震による被

害なのか、アメリカ軍の爆撃による被害なのか分らず、歴史に埋もれてしま

ったものがあった可能性は十分に考えられると思います。

 

10 地震後の提言

  地震発生後(1945年2月5日付)、今村明恒氏は地震学会の雑誌『地震』に

以下のような文書を寄せています。

 「五畿七道大地震は概ね百年乃至百五十年の間隔を以って相次いで起った、

特に安政宝永両度の大地震が東海南海両道に跨(またが)って一気に発生し

た如き(ごとき)は注意すべきである。然るに(しかるに)今回の地震は現在では単に東海道方面の活動に止まっているが、これが永く此の状態のままで経過するであろうか否か大なる注意を要する点であるが、寧ろ(むしろ)最悪の場合を仮定して、仮令(たとえば)南海道方面の活動を見ても、災害は之を未然に防止しうる方法を講ずることが、賢明な処置と称すべきである」(ふりがな、旧字は適宜新字に改めています 筆者)

 なお、余談ですが「五畿七道(ごきしちどう)」とは、畿内の旧5ヶ国(山

城、大和、摂津、河内、和泉)及び東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽

道、南海道、西海道の7道のことをいいます。つまり、北海道を除いた日本

全国の意味になります。(広辞苑)

(出典 中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

南海地震・1945三河地震 平成193月)

 

 ここでいう、「安政宝永両度の大地震」についてですが、安政の大地震は「濃

尾地震」の項で詳しく述べましたが、嘉永7年(1854年)114日、5日(旧

暦)の両日に連続して発生した「安政東海地震」「安政南海地震」及び翌年安

2年(1855年)102日(旧暦)に発生した「安政江戸地震」のことをい

います。

宝永の大地震は、それより約150年前の宝永4年(1707年)104日(旧

暦)に発生した「宝永地震」のことをさしています。「宝永地震」では、遠州

灘から四国までの沖合いを震源とし、東海道から西日本にかけて大きな被害

をもたらしました。なお、宝永地震の発生した同じ年の1123日(旧暦)

には富士山が噴火しています。そして出来たのが富士山南東斜面の宝永山に

なります。

「安政東海地震」「安政南海地震」「安政江戸地震」も「宝永地震」と同じ

く江戸から東海道、紀伊半島から四国までの広い地域に大きな被害をもたら

しました。

 

 つまり、今村明恒氏の提言は、150年程の間隔をおいて発生した安政と宝永

の地震では、南海トラフ沿いの東海道から南海道にかけての太平洋側一帯で

大きな地震が短期間に発生しているが、昭和の地震は、東海道側に発生した

だけだから、今後、南海道(四国)側に発生する可能性が高いと指摘してい

ることになります。

 しかし、上記報告書(中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」

報告書)では、「これに耳を傾けるものはいなかった。」との言葉で結んでい

ます。

 

  その後、東南海地震発生の37日後の昭和20年(1945年)113日に三河

地震(M 7.1)が、東南海地震発生の2年後にあたる終戦翌年の昭和21年(1946

年)1221日には紀伊半島の潮岬沖合いを震源とする南海地震(M 8.1)とい

う二つの巨大地震が発生し、大きな被害を出すことになります。

(この項、震度の出典 「愛知県災害誌」昭和532 P493 P502))

 

法律コーナー

なりすまし不動産売買から逃れる方法

弁護士   松 永 辰 男

 

不動産の所有者になりすました人から、それと知らずに不動産を買った場合は、その売買契約は無効でして、支払った代金は損害になってしまいます。大手の業者でも騙されているのですから大変です。科学技術の発達により印鑑証明書は勿論、運転免許証といった本人の身分を証明する書類でも本物同様に偽造してしまうのですからかないません。私はかねてより、というよりも50年以上も前からですが、不動産を買う場合は、真実の所有者から買わなければいけないものであるという初歩的な疑問を抱いており、そのためには少なくとも不動産登記簿上に現れている所有者の自宅を訪問するなどして、売主が本当に売却対象の土地を売るのかどうかについて可能な限り調査すべきであるという考え方で行動してきました。最初に経験したことは、私の生まれ故郷出身の知人が名古屋市内である程度の高級住宅地内の土地を購入したいということになり、その方は土地の売買契約については全て私に任せると言って私に任せました。任された私としては売買契約が間違いなく成就するよう気を配る必要があることから、先ずは不動産登記簿謄本を取り寄せ所有者の住所を確認しました。住所は名古屋市内の千種区の猪高町でした。そこまで車を運転して住所地を探し出し、訪問したところ本人はいなかったが家族の方が応対してくれました、家に上がらせていただき売却土地の話をしましたところ、売却に出しているということでした。それなりに立派なお宅でして真面目な感じの家族でしたので間違いはないものと安心した次第です。それからは確か売主側の不動産業者の仲介で売買契約を締結し受け渡しも終わりました。次は私自身の話ですが、上記売買契約から何年かして私自身も宅地を買うことになり買ったわけですが、当然のことながら不動産業者は地元の方であり、売主のことを熟知している関係であるものと察しがついていたから問題はないだろうとは思いましたが、間違いがあったら大変ですので不動産業者に売主の職業、年齢を確かめ、念のために不動産業者の店でお会いしたい旨を話したところ、快く承諾してくれました。そこで約束された日に不動産業者の店に行ってしばらく待っていたところ、売主が入ってきました。午後3時頃だったから勤務中だったかもしれませんが郵便局の服装でした。「これなら間違いないな。」と確信を抱き売買契約をし、無事物件の移転を受けた次第です。証明書だけで売主を確認することは、特に最近の科学技術をもってすれば大変危険だと思います。

 

木祖村コーナー

今年も木祖村三大イベントを開催します!

編集後記

編集後記

先日、全管連主催の事務局研修会に参加してきました。

今回の研修会には、北は北海道から南は鹿児島までの37都道府県61組合から76名の方が参加されていました。

全管連松田副会長の開会挨拶のあと、研修会に入りました。

はじめに「水道法の改正について」を厚生労働省から水道課課長補佐を講師に迎え、水道法改正の概要について解説していただきました。今回の改正は、使用水量の減少により水道事業の経営状況は厳しくなる中、老朽化した水道施設の更新や耐震化など災害への備えを進めていくために必要なものであるとの説明を聞き、水道事業の現状を少し理解することができた気がしました。

また、併せて改正された指定給水装置工事事業者の更新制度は、給水装置工事の品質を確保するために、少なくとも5,500社あると言われている所在不明工事事業者を整理するとともに、把握しているだけで約1,600件発生している無届工事などの違反行為や年間4,000件近いお客様からの苦情の減少を図る目的で導入するものでもあるとのことでした。この改正は全管連が要望していたことでもあり、具体的な手続などを聞けるかと期待したのですが、現時点では詳細が決まっていないとのことで制度の説明に留まったことは少し残念でした。

次に「平成30年豪雨による水道被害への応急復旧活動について」を、昨年7月の西日本豪雨で被災された愛媛県管工事協同組合連合会及び大洲市管工事協同組合、宇和島市管工事協同組合の皆さんから報告を受けました。被災状況や復旧状況の写真を交えて具体的に報告していただき、組合員さんの中にも被災された方がいる中、被災直後から応急給水や応急復旧にご苦労された様子がよくわかりました。また、活動内容の把握に苦慮した、作業内容の変更への対応が遅れた、一般家庭の修繕対応等で想像を超える人手不足が発生したなど今回の復旧活動の課題の報告もあり、大変参考になる内容でした。

終了後に行われた懇親会では、日ごろ接する機会の少ない他の組合の方々と交流することができ有意義な時間を過ごすことが出来ました。

今回の研修会で得たことを今後の組合運営に少しでも生かしていきたいと思っています。

 

(T.T)