『山里の春』第29回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱伊藤商会 伊藤 鎭夫 氏

『山里の春』第29回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱伊藤商会 伊藤 鎭夫 氏

史跡散策路

成 海 神 社

小池 勝 氏 (㈲小池設備)
小池 勝 氏 (㈲小池設備)

 祭神は日本武尊、宮簀媛命、建稲種命を合祀する延喜式内社である。天武朱鳥元年(686)の鎮座で鳴海の氏神として古くから尊崇されている。応永年間(1394から1427)に根古屋(鳴海)城築城のため現在地へ移転。境内には東宮稲荷やだるま塚があり、茶室の庭には「初秋や海も青田の一みどり」の芭蕉の句碑がある。

 所在地 名古屋市緑区鳴海町乙子山85

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(広報技能委員会)
理事会風景(広報技能委員会)

理事会風景(資材委員会)
理事会風景(資材委員会)

1.開催日時   4月1日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

専門校コーナー

名古屋建築設備高等技術専門校 修了式(1)

穂刈校長 挨拶
穂刈校長 挨拶

愛知県 産業労働部 労政担当局 就業促進課 産業人材育成室 室長補佐  本多寿行 様 
愛知県 産業労働部 労政担当局 就業促進課 産業人材育成室 室長補佐  本多寿行 様 

名古屋市 市民経済局 産業労働課 産業企画係長  近藤真由美 様 
名古屋市 市民経済局 産業労働課 産業企画係長  近藤真由美 様 

名古屋市上下水道局長    小林寛司 様
名古屋市上下水道局長   小林寛司 様

名古屋建築設備高等技術専門校第22期生修了式

 

   開催日 3月20日(金)

会 場   水道会館 4階  

 

 名古屋建築設備高等技術専門校の第22期生9名は、希望に胸を膨らませ昨年4月に入校し1年間の厳しい課程を優秀な成績で修了し無事修了式を迎えました。

 修了式では穂刈校長の挨拶の後、修了証書、技能照査合格証書の授与があり成績優秀者に名古屋市上下水道局長賞、愛知県職業能力開発協会長賞、愛知県技能士会連合会長賞、校長賞及び皆勤賞(3名)が贈られました。

 さらにご臨席いただいた愛知県知事 大村秀章様(代理)、名古屋市長 河村たかし様(代理)、名古屋市上下水道局長 小林寛司様からご祝辞を賜り、最後に修了生を代表して家田亮さん(家田管工㈱)が答辞を述べられました。

専門校コーナー

名古屋建築設備高等技術専門校 修了式(2)

≪受賞風景≫

名古屋市上下水道局長賞 家田 亮   (家田管工㈱)
名古屋市上下水道局長賞 家田 亮   (家田管工㈱)
愛知県職業能力開発協会長賞 大田 健太郎   (共同設備工業㈱)
愛知県職業能力開発協会長賞 大田 健太郎   (共同設備工業㈱)

愛知県技能士会連合会長賞 稲垣 真喜子   (稲垣設備工事㈱)
愛知県技能士会連合会長賞 稲垣 真喜子   (稲垣設備工事㈱)
校長賞 大橋 義忠            (名古屋上下水道総合サービス㈱)
校長賞 大橋 義忠            (名古屋上下水道総合サービス㈱)

愛知県技能士会連合会長賞 稲垣 真喜子   (稲垣設備工事㈱)
皆勤賞 萩野 翔太             (名西給水㈱)
校長賞 大橋 義忠            (名古屋上下水道総合サービス㈱)
受賞者の皆様、おめでとうございます。

専門校コーナー

名古屋建築設備高等技術専門校 入校式

穂刈校長 挨拶
穂刈校長 挨拶

愛知県 産業労働部 労政局     産業人材育成課長     吉田和裕 様
愛知県 産業労働部 労政局     産業人材育成課長     吉田和裕 様

名古屋市 市民経済局    産業部 産業労働課長    中谷利顕 様
名古屋市 市民経済局    産業部 産業労働課長    中谷利顕 様

名古屋市上下水道局長      小林寛司 様
名古屋市上下水道局長    小林寛司 様

第23期生 12名の訓練生が入校しました!!

 

   開催日 4月16日(木)

会 場   水道会館 4階  

 

 名古屋建築設備高等技術専門校は、平成5年4月開校以来22期、424名の修了生を送り出し、設備業界の第一線で活躍し事業主の方からも喜ばれているところです。

 近年、業界を取り巻く情況は引き続き厳しいものがありますが、訓練生本人のやる気、それに事業主の方の温かいご理解を得て、今年度も第23期生12名が希望に胸を膨らませ、4月16日(木)晴れの入校式を迎えました。

 入校式ではまず穂刈校長から1年間仕事と学業の両立で大変厳しい環境におかれているが、よく研鑽し基礎知識・技術・技能の習得や給水設置工事主任技術者をはじめ各種の資格試験にも挑戦し、全員揃って3月に修了式を迎え、建築設備業界で大いに活躍していただくよう励ましの挨拶がありました。

 続いてご臨席いただいた愛知県知事 大村秀章様(代理)、名古屋市長 河村たかし様(代理)、名古屋市上下水道局長 小林寛司様から激励のご祝辞を賜り、ご臨席いただいたご来賓の紹介、1年間ご指導いただく講師の皆様の紹介が行われ、盛会の内に終了いたしました。

 

第23期 入校生のみなさん

青年部会コーナー

第109回定期夜間勉強会

                     開催日 3月18日(水)

                参加数 21名 

                      技能開発部会・青年部会共催

 

 今回は、初めて弁護士さんをお招きしての勉強会でした。法律、弁護士と聞くと難しそうで、参加者が少ないのを心配しましたが、沢山の方にお集まりいただきました。

 講習はいたってシンプルで契約、クーリングオフ、債務回収等を弁護士の千葉先生がわかりやすく説明していただく内容でした。契約書は法律上指定の書式がなく、内容も決まりがないので、先生よりサンプルを作成していただきました。今後はこれをアレンジしながら役立てようと思います。

 契約等はいつもの業務で行っていることではありますが問題があった場合等の対応がまったくわからなかったので、今回の勉強会で契約内容、契約書の重要性、問題事例を聞くことができ勉強になりました。契約書は内容に関係なく法律、民法でしっかり規定されていると認識させられました。

 また、クーリングオフの説明を契約書に記載する場合は、8ポイント以上の赤字で記入し、赤枠で囲むことが法律で義務づけられており、私達もお客さまの立場になり注意して確認する事ができました。

 最後に法律事務所は「敷居が高い」イメージがありましたが、今回の講習で費用等のお話もしていただき少しだけ身近に感じられるようになりました。

 

青年部会 港支部 中川秀郎

青年部会コーナー

雇 用 管 理 講 習 会

開催日時  3月17日(火)

                      参加人数  28名    

                       新規事業部会・青年部会共催

 

 今回の新規事業部会講習会は、講師に社会保険労務士の山田耕司先生をお招きして『労使のトラブル回避術』の講習を行いました。

 今回のテーマは、経営者側の労働者に対する雇用条件を主におき、講習を進めていきました。法律上における経営者側の問題と、労働者が働く上での問題を実例を交えながら教わり、知らないことが山ほどありました。現在は雇用条件を労働者側とうまく結ばなければ、いろいろな問題が起こる可能性があることを、改めて知ることができました。

 人と人が信頼関係だけで働ける時代から、変わっていく時代が寂しく思われましたが、現状そのような時代になってきているので、見直していくことも必要だなと思いました。

 今後も、新規事業部会ではいろいろな講習を行っていきたいと思っていますので、皆様のご参加を心よりお待ちしています。

 

青年部会 熱田支部 水谷弥仁

筆の泉コーナー

トルコの「水」事情

名古屋市上下水道局 経理部 経理課 

主 事  堀 絢子

 

 先日、友人とトルコを旅行しました。大学卒業の旅行中に出会った旅行好きのご夫婦におすすめの国を聞いたところ、トルコが良かったいう言葉が心に残っており、ずっと訪れてみたい国でした。やっと念願がかないました。

 限られた時間の中、効率的に観光地を巡ることのできるツアーを選んだことにより、イスタンブールのモスク、古代ローマの遺跡、そしてカッパドキアなど、数々の非日常を味わうことができ、とても充実した旅でした。

 特に奇岩群で有名な世界遺産であるカッパドキアでは、自然の壮大さを感じました。奇岩群とは、火山灰と溶岩が積み重なった地層が雨水や湧水に浸食されることにより、地層が削り出されたものです。景色をバックにして撮った写真は合成写真に間違えられるほど幻想的な景色です。有名な気球にも乗り、この素晴らしい景色を上空から眺めることもできました。

 旅行中に驚いたこともあります。宿泊したホテルは、全てトルコ政府認定の五つ星ホテルでした。そのはずが、首都アンカラのホテルでは、お風呂の蛇口をひねった瞬間、青ざめました。何と、水が茶色に濁っていたのです。水が流れた後の浴槽を見てみると、ざらざらした茶色い粒が残っていたため、砂が混じっていたことが原因だと考えられます。海外のホテルの水周りはあまりよくないと聞きますが、まさか自分の身に起こるとは…。とても動揺しました。蛇口をひねるときれいな飲料水が出てくることは、日本では当たり前のことですが、そうではない国もあるのだと実感し、日本の浄水処理と給水配管を行う工事店の皆様に改めて感謝です。翌日ガイドさんから「このツアーの中で、アンカラのホテルの宿泊料が一番高いですよ」と言われ、さらに驚きました。

 このような水道事情のため、滞在中は専らミネラルウォーターを飲んでいました。幸い、500mlが1リラ=約55円と日本と比べると安く購入できました。

 旅の楽しみに浸り、トルコに来た目的を十分に達成した気分でいたところ、旅の締めくくりには思いもよらないことが待ち構えていました。

 旅行会社の不手際で帰国する飛行機の調整がつかず、予定どおり帰国することができなくなったのです。混乱しながらも、何とかセントレアに到着したのは、予定より1日後でした。このようなことになるとは全く予期しておらず、私の中に飛行機の遅延という新たな引き出しが設けられるきっかけとなりました。

 旅行をすると、毎回様々なことに気付かされます。その中で、思い通りにならないこと、思いもよらないことが起こることも多くあります。しかし、起こったことをポジティブに捉え、自分の成長の機会として活かしていきたいと思います。

談話室コーナー

絶品のあんこう鍋

中川支部・有限会社 佐治施設工業

高橋 宏章

 

 先日、とある方から幸運なお誘いがあり、あんこう鍋の「得仙」に行くことができました。今回、得仙の名を聞くまでこの店がいかに敷居の高い店かなどは知る由もなかったのだが、「少々お高いけど、あんこう鍋行く?」というお誘いの電話があり、わたしは居酒屋で鮟肝ぐらいは食べたことはあるが、本格的な鮟鱇料理は食べたことはない、少々値段が張る程度ならよいかと思い二つ返事でOKしたのでした。その後、得仙とはいかなる店か?と気になり調べてみたところ名古屋で鮟鱇鍋といえば「得仙」というほどの名店であることを知るのでした。得仙さんのお客はすべて予約のみ、その日に思い付きで行こうか、なんてことはできません、しかもその予約を新規で取ろうとすると、噂か本当なのか席が取れるのは10年後とまでいわれているそうだ。今回、そのようなお店に訪店することができたのも、何方かが予約席を持っており、そこにこちらの数名を、加えてもらえたことなのだろうと思い、これはかなり幸運としか言いようがありません。

 そして、このお店のもう一つの特徴が、「女将が怖い」らしいのだ、怖いといってもどのように怖いのか想像もつかないが、まあ、そこは行ってみてからのお楽しみとすることにしましょう。

 楽しみにしていた当日、店の前に着くと堀川沿いに高いビルの間に落ち着いた佇まいの店はそこにありました、店内に入ると、そこには席というより10畳ほどの和室が二部屋あるだけで、予約は席というより部屋を取るということのようです。部屋にはそれほど大きくない卓が四つ、その卓一つに4~5人で囲み鍋をいただくようです。それにしても、ちょっと小さい卓のような気がするが、それが昔からのやり方なのだろう。参加者もそろい、いよいよ鍋が始まる各卓に炭火の七輪が置かれそこに土鍋が置かれる、鍋の中には、あらかじめ何かの味がついている黒っぽい出汁が張られている、それがぐらぐらと沸いてくるとまず、伊勢海老と牡蠣が入れられる、驚いたのはこの伊勢海老と牡蠣は出汁を取るために入れられるそうで、なんともエビも牡蠣もどちらもメインで鍋の主役を張れそうな立派な食材であるのに、鮟鱇を引き立てる出汁とは恐れ入りましてございます。立派な伊勢海老と牡蠣は出汁を取った後に、捨てられるわけではなく、もちろん食べさせてもらえますのでご安心ください、メインの鮟鱇をいただく前に伊勢海老と牡蠣、何とも贅沢なことです。食べ方はというと、自分の取り皿に鍋の中の出汁を入れそこに鮟肝を溶きそれに浸していただく、こんな鮟肝というか鍋の食べ方は初めてです。これがなんとも、鮟肝の濃厚なコクが効いていておいしいのだが、ここで気を付けなくてはいけないのがこのスープを飲んではいけない、このスープはこの後アンコウ鍋をいただく際にも使うものなので飲み干してしまっては、後の分がなくなるというわけです、飲み干してしまうと怖い女将にまず怒られる・・・らしい。

 さて次はいよいよ鮟鱇の出番となる、アンコウも一度にすべて投入というわけではなく、鍋を囲む人数の椀一杯分をその都度支給さんが焚いてくれるので自分たちは何もすることがありません、することといえば食べることぐらいです。必要な分だけ、鍋に入れてちょうどよい頃合を見極めて、どうぞお召し上がりくださいと支給さんが合図を出すとそれを皆でいただく、なくなるとまた焚いてくれるといった具合です。ここの女将が怖いと最初に聞いておりましたが、我々の卓ではそのようなことは全くなく、終始やさしい女将でありました、それは、ペースよく鍋の具材がなくなりいつまでも鍋の中に残しておくようなことがないからだと思った。酒も入り、話も弾んでアンコウ鍋をいただくことがおろそかになりいつまでも鍋の中に残って固くなってしまい美味しい頃合いを逃し、次の工程に移るときに捨てられてしまうのが女将は嫌なのだろうと思う、煮えたら、すぐに鍋は空になり、最後までペースよく食べるお客がきっと女将はうれしいのだろう、そんなお客には優しいのだと思います。

 一通り鍋が終わると、締めは雑炊となります、玉子でとじないので雑炊といってよいか、おじやとでも言いましょうか、これがまた最高にうまい。すべての旨みが残ったスープにご飯を入れ、余分なスープはすてられ、丁度よい固さで焚かれた雑炊に、自分の皿に残った鮟肝溶きのスープをかけまわしていただくとまさに至福の時とはこの時だと思うことでしょう。最後にデザートをいただき、非常に楽しく、おいしい会となり中締めとなりました。多分私などの一般庶民にとっては最初で最後の「得仙」のあんこう鍋となることでしょう、一生の思い出です。

消防常識コーナー

消 防 Q & A

名古屋市消防局OB 木野瀬 茂

 

消防用設備の指導要領14

 今月は、「スプリンクラー設備に設ける試験装置と起動装置の技術上の指導要領」について説明します。

 試験装置は、配管の末端に設け、末端での圧力、流量を測定するもので、起動装置とは、スプリンクラー設備を起動する装置です。

◎ 試験装置

(1)末端試験弁は、容易に点検できる場所に設けること。

(2)末端試験弁は、みだりに開放することができない措置を施すとともに、排水措置を

 講ずること。

(3)排水に専用の配管を用いる場合は、末端試験弁の配管の口径の2倍以上を有し、か

 つ、排水ます等へ有効に排水できること。

(4)開放型スプリンクラーヘッド等を設け一斉開放弁又は、選択弁を設ける場合は、ヘッ

 ドから散水することなく一斉開放弁等の試験ができる弁及び排水管を設けること。

(5)屋上等の最遠部には、仮設等を設けることにより、同時放水試験ができる措置を講

 ずること。

(6)同一階の配管系に放水量の異なるスプリンクラーヘッド又は補助散水栓が設けられる

 場合の当該配管の末端試験弁は、当該流水検知装置の検知流量定数に相当する放水性

 能を有するオリフィス等の試験用放水口を設けること。

 

<参考>

 

10 起動装置

 加圧送水装置の自動起動装置は、スプリンクラーヘッド(放水型ヘッド等を除く。)の開放、補助散水栓の開放弁の開放又は火災感知装置(開放型スプリンクラーヘッドを用いる場合の手動開放弁を含む。)の作動により、起動用水圧開閉装置(圧力タンク)及び流水検知装置(自動警報弁)のいずれからの信号においても起動(最も条件の悪いスプリンクラーヘッドにおける放水圧力が0.1MPa以下若しくは、最も条件の悪い補助散水栓のノズル放水圧力が0.25MPa以下となる前に起動すること。)するものであり、その停止は、制御盤における直接操作によること。

 ただし、起動用水圧開閉装置の起動の場合は、実態により直接操作によらないことができる。

 

問題 スプリンクラー設備の試験装置と起動装置の技術上の指導要領について、間違ってい

 るのはどれか。

(1)末端試験弁は、容易に点検できる場所に設けること。

(2)屋上等の最遠部には、仮設等を設けることにより、同時放水試験ができる措置を講ず

 ること。

(3)加圧送水装置の自動起動装置は、スプリンクラーヘッド(放水型ヘッド等を除く。)

 の開放等により起動するものであり、その停止は、各種遠隔操作により停止するもの

 であること。

(4)排水に専用の配管を用いる場合は、末端試験弁の配管の口径の2倍以上を有し、か

 つ、排水ます等へ有効に排水できること。

 

解答(3)

 (1)(2)(4)は、いずれも、技術上の基準に定められているものであり、(3)は、散水後の放水停止は、ポンプ室等の制御盤で行わなければならないものとしており(3)は、誤りである。

 以上、スプリンクラー設備の試験装置、起動装置について述べましたがいずれも的確に工事がなされていなければ放水しません。指導基準で示していることについても守らなければなりません。この通知は、名古屋市独自のものですが、法令で定められない基準について国が、このようにありたいという通知を示すことが多く、全国的に同じような内容になっていることを申し添えます。

 法令上困ったことがあれば、木野瀬 電話080-6947-5371までお尋ねください。後で、困ったことになってもいけませんので。

 

 

 

法律コーナー

自動車の盗難事故と保険金請求

弁護士   松 永 辰 男

 

 自動車が盗難事故にあった場合、保険金請求ができるよう保険契約をしていることは一般的です。従いまして盗難事故があった場合、大方の場合は保険金が支払われます。ところが、盗難にあったということについて不審な点があり、保険金詐欺の疑いがもたれるような事案では保険金が支払われない場合があります。そんな判決が平成26年11月14日に名古屋高等裁判所でありました(判例時報2248号80頁)。

 事案は平成23年6月29日午前5時30分頃、事務所敷地内の車庫に車両を駐車し、同所を離れ、同日午前8時前に車庫に戻ってきたところ、駐車していた車両がなくなっていたので、盗難事故として655万円を保険請求したというものです。名古屋地方裁判所は655万円の保険金請求を認めましたが、高等裁判所は次のような理由から認めませんでした。つまり、(1)本件車両の駐車状況等に関する代表者の供述等は、内容自体が、物理的可能性の点で疑問がある上、不自然に変遷し、従業員の説明と齟齬するなど直ちに信用できない、(2)請求者の経営状態は芳しくなく、資金繰りが逼迫しており、保険金を取得する動機を基礎付け得る、(3)保険金請求者は、保険契約に車内外身の回り品特約を付せ、多額の現金や運転免許証などを入れた財布や実印、通帳などの貴重品を車両内に載せたままにしていて盗難にあったとの事故報告をしているが、かかる言動は不合理であるばかりではなく、高額な保険金を不正に取得しようとする意図をうかがわせるものといえる等と判断し、本件車両の盗難事故が発生したという理由で保険金請求は認めがたいと判決しました。ところで盗難事故とは、「被保険者以外の者が被保険自動車をその所在場所から持ち去ったこと」、「被保険者の占有にかかる被保険自動車が保険金請求者の主張する所在場所に置かれていたこと」、「被保険者以外の者がその場所から被保険自動車を持ち去ったこと」という事実が証明されなければならないとされています。盗難事故により、盗んだ人が逮捕でもされてくれればハッキリしますが、そうでないと盗難事故自体が証明されないことになってしまいます。

 しかし、保険金請求者としては、本当に盗難にあった場合、保険金請求ができないとなれば、何のために保険契約を締結したかということになります。しかし、上記のような保険金請求者に不審な点がありますと、保険会社は争います。保険金詐欺を疑われるような事案ということになります。日頃の行いが大切だということになるでしょうか。

木祖村コーナー

やぶはら高原☆初夏のイベント情報

~森の遊び場~信州やぶはら高原 !!

今夏も信州やぶはら高原を満喫!!

こだまの森

キャンプ、水遊び、大自然!!思いっきり遊びまわろう!

平成27年5月1日(金)~OPEN!!

詳細はこだまの森HPをご覧ください。

⇒ http://www.kodamanomori.jp/

☆木曽川の源流でイワナ釣り!初夏の渓流を満喫!

イワナを最大600kg、どど~んと放流!!

やぶはら高原いわな釣り大会 平成27年5月30日(土)

◆参加費 大人:(事前予約)4,000円(当日)5,000円 / 小中学生:2,000円 

申込受付:~5月22日まで。往復はがき、またはインターネットにて。

往復はがき:【往信宛名】〒399-6201 長野県木曽郡木祖村大字薮原1191-1 

  木祖村役場内 やぶはら高原イベント実行委員会 宛

      【往信裏面】氏名、〒番号、住所、電話番号(携帯電話)、生年月日、年齢、

  性別、餌釣り or ルアー・フライ(メインがどちらになるかお

  書きください)Eメールアドレス(ある方のみ)・お宿名(村内宿

  泊の場合)

      【返信宛名】ご本人様の〒番号、住所、氏名

      【返信裏面】白紙にてご投函ください(実行委員会で記入し、受付カードになります)

インターネット:(木祖村の電子申請フォームからお申し込みください)

https://www.shinsei.elg-front.jp/nagano/uketsuke/dform.do?id=1301028097276

〇詳細はいわな釣り大会HPでもご確認いただけます。

⇒ http://www.vill.kiso.nagano.jp/kankou/fishing/fishing.html

 

やぶはら高原ハーフマラソン大会 平成27年7月19日(日)

ハーフマラソンはこだまの森をスタートして、奥木曽湖を一周する日本陸上競技連盟公認コース。

標高差165mのアップダウンの激しいコースですが、緑深い山々や、眼下に広がる雄大な景観を楽しめ、完走後の達成感は格別!!

「厳しいコースだけど、アットホームで雰囲気が良い」

「ボランティアの方も沿道の応援も、とっても温かい大会」

リピーターも多いこの大会、年々その人気は高まっています!!

詳細はハーフマラソン大会HPをご覧ください。⇒ http://yabuhara-half.jp/

編集後記

編 集 後 記

 この4月から名水協はBiz安否確認システムを導入しました。

 近い将来に発生が予想されています南海トラフ巨大地震など重大災害の際の組合員皆様への情報伝達と皆様の安否確認を迅速に行うために導入したものであります。導入にあたり、今までメールを使われていなかった方には新たにメールアドレスを設定していただくなどお手数をおかけしましたが、皆様のご理解とご協力により円滑に立ち上げることができ、上下水道局をはじめ関係団体などの方からはさすが名水協と結束力の固さを感心されました。

 災害が発生した場合、いつどこでどのような規模や内容の災害が発生したのかをはじめ、関係者の安否確認、さらには発災後誰がどこでどのような応援・復旧活動を行うのかなどといういわゆる情報の伝達や集約が一番大切であることは、今までの幾多の経験からも明らかです。しかし、発災直後の様々な混乱からこれらのことがスムーズにできないでいたことも事実です。

 そうした情報の伝達や集約を少しでも迅速かつ効率的に行うために、このたびこのシステムを導入しました。これにより応急給水など災害の際の上下水道局への協力を円滑に行うことも期待できます。今年中には、組合員皆様のご家族や従業員の方にまでこのシステムによる連絡網を広げてゆく予定です。

 防災訓練に関しては、従来の上下水道局の訓練のほか今年度から区役所が主催する訓練にも参加することとしました。先月の組合だよりでも紹介したように、3月には各支部長さんがそれぞれ各区役所に出向き、上下水道局長と理事長の連名による防災訓練への参加に関する文書を提出いたしました。名水協所属の工事店が訓練に参加しているということを多くの市民の皆様に少しでもPRすることが大切と思い、その際に着用していただくベストも用意しました。

 毎日仕事でお忙しいところ防災訓練の参加などに貴重な時間を割くということはなかなか大変なことと思います。しかし、このような地域貢献により名水協所属の工事店が地域に根差した頼りになる存在であるということをPRできます。そして、それが組合員皆様の明日へとつながるものとなりますことをご理解いただき、何とぞよろしくお願いいたします。

(A・B)

 

 

 組合だより No.537(平成27年5月号)―――――――――― 

 

シャッチーくん

      

    ● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
            理事長  穂 刈 泰 男

 

    編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
           広 報 技 能 委 員 会
             名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
             TEL (052)951−3240
             FAX (052)951−8883